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ミンクオイルとは
「ミンクオイルの原料はミンクの油」
当たり前の事のようですが、実際はどうでしょうか。
(皮革業界においては)
ミンクオイル(ミンクより抽出)、ニートフットオイル(牛脚油)はアメリカインディアンが革に良いと使っていたもので、
アメリカ社会に広まりました。
軍への納入で需要が増え、価格や生産量の問題からか、1930年アメリカ政府はスペックの変更を行いました。
それは、性能を満たすものであれば油種は問わない。他の動物油、植物油、鉱物油で作ってよいということです。
結果として本当のミンクオイル、ニートフットオイルは姿を消していくこととなりますが、
名前だけはオイル系レザー用品の通称として残っていきます。
「ミンクオイル」とは、液化されたブタの脂肪とシリコーンの婉曲的な名称との米国のメーカーのインタビュー記事がありました。
普通のわらび餅に、わらびの澱粉が入っていないことと同じことの様です。
(化粧品業界においては)
高級化粧品の原料としてミンクオイルは使われています。ミンクから抽出した脂を化粧品グレードまで精製したものです。
ミンクオイルといえば動物のミンクから抽出した油のことです。
薬事法により消費者の知る権利は守られています。
(リアルミンク95においては)
化粧品原料として輸入したミンク原脂を国内の製油所で精製した品です。
ほのかに黄色味をおびた透明、無臭のオイルで20℃以下でゆるく固まり始めます。
これをさらに分子レベルで精製すると化粧品グレードのミンクオイルとなります。
  ミンクオイルの
   ユーザー評価
「ミンクオイル」とネーミングされた商品は、国内外合わせると​10以上はあると思われます。
それぞれ特徴のある品ですのでアバウトな評価となります。
革が柔らかくなり、ツヤが出るという良い評価の反面、 
 ・べたつく ほこりが付きやすい
 ・使い続けると革が柔らかくなりすぎ革本来の張や腰が無くなる。
 ・カビの栄養源になる。
 ・シミになりやすい。
といった声もあります。
これらの評価の原因は。
ミンクオイルとネーミングされた品は、革に浸透する成分と、革表面に残り保護、ツヤだしする成分で構成されています。
前者は、浸透力の高い良質の動物油が適していますが、実際は豚油を鉱物系溶剤で溶いたものが主流で、
本物のミンク油脂の割合は、多くが0%、良心的な品で数%といったところです。
後者は、流動パラフィン(ベビーオイル)ワセリン、天然蝋、パラフィン等で、浸透力は弱く、化学的安定した成分です。
割合としては、表示されていませんがおそらく半々ぐらいと思います。
当然、これらの成分は拭きあげても油膜の様に残りますので、べたつきの原因となります。
ミンクオイルに配合されている流動パラフィン、ワセリンは流動性があり浸透力は弱いですが、革表面は多孔質なのでいくらかは
浸み込んでいきます。
使い続けるうちに、安定した物質であるが故、革内部に蓄積し革が柔らかくなりすぎ、張、腰が無くなる原因になります。
本当のミンク油脂はどうなのか。
RREAL MINK95は、本当のミンク油脂95%と蜜蝋5%だけです。
お使いいただくと本当のミンク油脂がどいうものか実感できます。
革に塗ると、ミンク油脂は直ぐに浸透し、うっすらと蜜蝋が残りますので、拭き取らずブラッシングで馴染ませます。
蜜蝋は常温では固形の蝋なので、油膜を張ったようなツヤは出ませんが。べたつき感は残りません。
浸透力が高いということは、当然抜けていく力も高く、使い続けても蓄積していく事は無く、新陳代謝を繰り返します。
革が柔らかくなりすぎることは無く、張、腰のあるしなやかな状態を保ちます。
蜜蝋は、温度の高い状態では革に浸み込みます。
英国のブライドルレザーは、蜜蝋を浸み込ませた革ですが、時間の経過や温度の変化でブルームとして蜜蝋が浮き出てきます。
蜜蝋には革表面を引き締める効果があり、ブラッシングや日々使用することで、革本来の自然なツヤがでます。
ミンク油脂、蜜蝋ともに何年置いてもカビはません。カビの栄養源になることはありません。
使用して感じることですが、オイルを塗り、きっちりブラッシングして保管した場合、
何もしないで保管したモノより明らかにカビは生えにくいです。
シミになりやすいという評価について、
無染色のヌメ革は、水、油、汚れなど一瞬で吸い込んでしまうので、扱いには気を使います。
オイル、クリームを塗る場合、いくら素早く塗ってもムラになりシミが付いたような状態なります。
ミンク油脂の場合も、同じような状態になりますが、一晩ほど置くと、均一にムラなく浸透します。
浸透力の高ミンク油脂は、シミになりにくいです。

HatmanWalk

REAL MINK95  70g  2,200円

REAL MINK95  25g    1,200円

​精製されたミンク抽出油95%と、最高級ホワイト蜜蝋で作った
天然成分100%の保革油です。
​「コレに優るものは無いと確信します」
ミンク油の特徴は驚異的な浸透力にあります。蜜蝋を配合しやや抑えめにしていますが、使ってみて数分で実感できます。浸透したミンク油は全体にいきわたり、繊維の中まで浸透し革と一体化します。
用途
身の回りにある革製品にお使いいただけます。エナメル、ウレタン等で表面塗装された革は、保革油を必要としません。塗ってしばらくしても変化がなく浸透している様子が無い場合は布で拭き取ってください。革にオイルを入れると色が濃くなります。馴染んでくると元の色に戻っていきますが、色を変えたくない、特殊な色使い、爬虫類など特殊な素材、スエード ㇴバックなど起毛系には使用をお控えください。
使い方
まず革の汚れをブラッシングで取り除きます。それからオイルを塗りますが、95%が浸透成分です。たっぷり塗って後で拭き取るものではありません。塗ったほとんどが浸透します。
 まず、小さく切った柔らかい布、スポンジ、手などに少量取り均一に伸ばします。そして素早く革全体にやさしく塗り広げます。ヌメ革や色の薄い革の場合、塗ムラが出たように見えることがありますが、そのまましばらく置いてください。全体に均一に浸透していきます。油分が浸透した後には、蜜蝋が薄く残りますのでブラッシングで馴染ませます。
塗る量は、革の厚み、乾燥の度合いで調整します。
 
 REAL MINK95は光沢剤ではありません。
一般的なレザーオイルの主成分であるワセリン、パラフィン等の、革の表面に残り一時的に光沢を出す成分は入れていません。塗ってしばらく置くとツヤが引いた感じになりますが、オイルが浸透した証です。
革は、適度な油分があれば、日々のご使用やブラッシングで自然なツヤが生まれます。
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      ≪アイテム≫
 
REAL MINK95
革に良質のオイルを浸透させることを主の目的とします。
REAL MINK70
トレッキングシューズ、登山靴、バイクツーリングレザーアイテム等、風雨にさらされる環境で革を保護します。蜜蝋をしっかり革に入れるため、塗り込だあと電気ストーブなどでで温め溶かします。溶けた状態をしばらく保つと、蜜蝋が革へ浸透していきます。
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